鈴木じゅんじ通信「すずかぜ」
谷口幸治尾張旭市長ご逝去 2012.2.6 (月) 鈴木じゅんじ
 先週の土曜日(2月4日)に、尾張旭市長・谷口幸治氏(67)の辞任のニュースが駆け巡り、地元政界に衝撃が走った矢先、今度はつい先ほどご逝去の報が入ってきた。すい臓癌だったという。

 谷口氏は昨年秋に体調を崩されて入院されていたこともあり、健康状態が危ぶまれていたのだが、去る土曜日に伊藤議長あてに辞職届を提出。週明けの今日、議長から選挙管理委員会に通達がなされ、これで50日以内の市長選挙実施が決まったという報道がなされた直後に、今度は畳み掛けるようにご逝去の知らせが入ったのだから、まさしく驚きを禁じ得ない。

 昨年秋の入院治療の後、公務に復帰されていたものの、げっそり痩せたお姿は痛々しいほどだったが、病状悪化で先月末に再入院された途端のことだった。

 谷口市長は2001年に初当選され、以降3期連続当選されていたのだが、残念ながら任期半ばでのご逝去となってしまった。

 任期途中での辞任に引き続き、突然のご逝去に尾張旭市民は深い悲しみに包まれているが、今はただ氏のご冥福を祈るばかりである。 合掌。
 


| その他 |
責任政党の矜持を 2012.2.5 (日) 鈴木じゅんじ
 「民主党もダメだが、自民党もなっていない。」「谷垣さんのあの姿勢では、自民党を応援する気にならない。」・・・・今日もまた、行く先々で激しい非難の声を浴びた。

 以前から「谷垣さんでは・・・」「谷垣さんを代えないと」と言う声はあった。
かつては、端正な風貌とともに、官僚出身ではないのにもかかわらず、あたかも官僚のように感じられる弁舌が、戦う野党になった自民党にはそぐわないといった氏の外見的イメージに関する内容だったが、今はそれとはまったく違う。

 「民主党の批判ばかりして、協力する姿勢がない。」「かつての野党時代の民主党のように、足引っ張りばかりして。」「被災地復興が最優先のはずなのに、政局しか考えていない。」・・・・巷はこんな声に満ち満ちていて、もはや今の谷垣・自民党は応援できないという声にまで変わってきている。

 前にも述べたが、私も今の自民党執行部のあり方を良しとしているのではない。
むしろ大局的見地から、民主党の批判はこの際少し控えて、政治を前へ進めるために敢えて大同小異で協力できるところは協力して、この局面をリードすべきではないかと思っている。

 ここで事実を冷静に言えば、今回の消費税国会の始まる前までは、震災復興に関する法案等について、実は自民党は最大限の協力をしてきている。
 それにもかかわらず、ここに来て「批判ばかりで見苦しい」とか「自民党はみんなダメだ」と一言で片付けられるような印象を国民に与えてしまっていることが無性に残念でならない。

 私と同じ、先の総選挙で野に下った仲間が、歯を食いしばって日々懸命に頑張っている時に、党の上層部のあり方ひとつで、すべてが一様に非難されるのではたまったものではない。
 党に所属する者として、それは当たり前と言ってしまえばそのとおりなのだろうが、なんとも歯がゆい思いが拭えない。

 私たちも機会あるごとに、日々地元で感じる肌感覚を党本部に伝えてはいる。しかしその先の執行部の対応ぶりについては、いかんともし難い。

 自分達自身のことなら非難されても、それは仕方があるまい。しかし、政治の現状に対して、実は国民の皆さんと同じような思いを持っていながら、その批判を現場で一身に浴びる悔しさともどかしさを、執行部の皆さんにはぜひ感じ取ってほしいと思わざるを得ない。

 民主党については、国民の多くがもはやその能力を見切っている。
だからこそ、この際その批判は敢えて封印して最大限に協力し、むしろ良い方向に導くぐらいの度量を示さないと、責任政党・自民党の名が泣くし、仮にそのように堂々と振舞ったとすれば、その徳望こそ高まれ、貶められることはないように思う。

 東日本大震災と原発事故の災禍に見舞われた、今は国家危急の一大事である。財政状況も待ったなしだ。

 今求められるものは、政局ではない。

 日本の危機・わが国の転換期に際し、長らくの間にわたって日本の発展をリードしてきた責任政党・自民党の矜持を今こそ見せる時である。
 


| 国会 |
国民の怒り 2012.2.3 (金) 鈴木じゅんじ
 あいさつ廻りをしていると、政治の現状に対する有権者の怒りが、かつてないほど増幅していることがわかる。
 それは民主党政権に対する怒りを超えて、自民党をはじめとする野党も含めて、もはや国会そのものに向けられている。

 今朝お目にかかった男性は、「どの政治家も自分の保身ばかりで、誰も国のことなど考えていない。こうなったらもう、すべての国会議員を落としてやりたい」と怒りの形相で私に語ってこられた。

 おそらく「誰も国のことや将来のことなど、本当は微塵も考えていなくて」「互いの批判ばかりに終始し、いかに選挙戦で自分の方に有利に運ぶかだけしか考えていない」というように、多くの有権者の目には映っているのだろう。

 それが「民主党はまったくダメだが、自民党もなっていない」「かつて自分たちのやってきたことは棚に上げて、民主党の批判ばかりして・・・」という言葉になる。

 かつて与党議員の立場にいた私は、谷垣総裁が言わんとすることは理解できる。

 マニフェストに謳ってもいない消費税論議を持ち出す前に、先ずはことごとく破綻したマニフェストの総括をせよ。そして、民主党政権下のバラ撒き施策によって財政を壊すだけ壊しておいて、消費税の増税については抱きつき作戦のごとき「与野党協議」という共同責任に逃げ込むな。
 与野党協議を呼びかける前に、先ずはその前に将来の社会保障の具体的展望を示し、民主党政権として責任を持って閣議決定した案を提出せよ。
 そしてその段階で、晴れて国会の場で堂々と議論しようという主張は、理屈の上で一定の理解はできる。

 しかし現実には、今の自民党執行部の姿勢は、かつて幾多の非難を浴びながらもあるべき政治に向けて、責任感のもとに国政を運営してきた政党の姿には見えないし、現場から離れて客観視できる立場からか、残念ながら私もそのようには思えない。

 民主党の政権担当能力には、もはや国民は完全に疑問符をつけているのだから、いかに事実とは言え、これ以上民主党の非をあげつらっても、それは自民党の評価にはつながるまい。

 むしろ自民党がその経験から、人口減少・少子高齢化の進む我が国の中で、将来の税と社会保障のあるべき姿に向けての議論をリードしていくぐらいの気概があってもいいのではないかと思う。

 もはやこの国は、いたずらな政争に明け暮れている時間的猶予は無い。

 少子高齢化・人口減少の中で国の繁栄を維持するとともに、安定的な社会保障を安定していくために、今後の負担と給付のバランスをどうとっていくのか、一刻も早くその具体的議論の段階に移行しなければ、短期的にどの政党が政権を取ろうとも、我が国の社会保障体制は急激に危うくなっていく。
 そしてそれは、我が国の財政状況に対する世界からの疑問視にもつながりかねない。

 今日の財政状況に立ち至ってきた背景を丁寧に説明しつつ、今、現在の世代から将来に向けて何を始めなければならないか、それを誠実に国民に訴えかけていかなければならない。そしてそれを国民的議論のもとに、国民全体の責務として実行に移していかなければならない。

 そこにはもはや与党も野党もない。
子どもや孫、そしてそのまた子どもや孫の世代に至るまで、豊かで安定したこの国を引き継がせるための、今に生きる我々世代全体の責務なのだと私は思う。

 今朝出会った男性の言葉のように、政治の現状に対する国民の怒りはわかる。
しかし、その怒りをただ政治の側にぶつけるだけでは物事は進まないし良くならない。

 政治に対する怒りを一歩越えて、是は是・非は非としながらも、あるべき望ましい政治を、共に作り出すための力となっていただけることを願ってやまない。
 


| 地元の活動 |
小泉純一郎氏来る・・・尾張旭市商工会50周年 2012.1.23 (月) 鈴木じゅんじ
 尾張旭市商工会の設立50周年記念講演会が、元内閣総理大臣・小泉純一郎氏を講師に迎えて、このほど盛大に開催された。(1月22日、尾張旭市文化会館)

 実行委員会の皆さんから小泉氏を招きたいとの相談を受けた際、私は正直言って容易ではないと思った。なぜなら、小泉氏はほとんど講演依頼を受けないことを知っていたからだ。しかも、政治の側からのアプローチはまったく効を奏さないばかりか逆効果になる可能性すらはらむ。

 しかしながら、商工会の方々の懇請をうけて、私も一度お願いしてみることを約束し、商工会の皆さんの熱意のほどのご紹介かたがた、元総理宛に依頼の手紙を書いてみたのだが、思いがけないことに、予想に反してなんとお出かけいただけることになった。
 「鈴木の地元だろう・・・。」 こうしたところが氏のさりげない気配りなのだろうが、うれしかった。

 総理を辞め、国会議員すら潔く引退した小泉元首相だが、さすがに国民的人気を誇った同氏である。
 用意された入場整理券は配布開始日当日にすべて無くなり、その後も入場の可否を訪ねる電話の問い合わせが、主催者の商工会事務局に連日殺到したということだ。

 記念講演会当日も、早くから開場を待つ人の列が長く続いた。
 
 小泉氏の進めた構造改革路線については、肯定・否定も含め、さまざまな意見があろう。
 しかしながら「自民党をぶっ壊す」とし、痛みをおそれず「聖域なき改革」に取り組むと唱えて、自らの信じる道を一心不乱に5年間ひた走った小泉元首相については、あまりにもお粗末な国政の現状と対比した際に、そのリーダーシップが際立って感じられるし、それ故ノスタルジックな待望論にも似た感情を持つ国民が多いのも事実だ。

 多くの聴衆に迎えられた小泉氏は、現役時代を髣髴とさせる風貌で颯爽と現れた。

 東日本大震災の災禍に見舞われ、未だ収束しない原発事故の被害をかかえるこの国に対し、幾多の苦難を乗り越えて今日の日本を築き上げてきた我が国の歴史を紐解きながら、この時期あらためて日本の再興のために、今に生きる我われ日本人の持つべき気概を説く小泉元首相に、改めて勇気づけられた人も多かったと思う。

 小泉純一郎氏・・・・時代を画した一人の政治家の、今もなおその影は大きい。
 


| 地元の活動 |
消費税論議の前に 2012.1.16 (月) 鈴木じゅんじ
 民主党・野田政権が消費税増税にひた走っている。
国民に耳の痛いことでも決意を持って説得し、不退転の決意で臨むのだという。

 私は、社会保障の安定財源としての消費税の必要性そのものについて異論は無い。
 毎年一兆円以上増加していく社会保障関係給付費用について、少子高齢化の進行に伴う年齢別人口構成の変化により、働く世代(生産年齢人口)以外に高齢者に至るまで広く薄く負担していただくことは、働いて税金を納める生産年齢人口層への過重な負担集中を避けるためにも止むを得ないものと思っている。
 また、消費税増税の際には、法人税や相続税の見直し・各種控除のあり方の再検討など、税体系が一体的に見直されなければならない。だからこそ、社会保障と税の一体改革なのだ。

 もちろん、消費税率のアップについては、その前提となる経済状況の改善や、徹底した行政改革努力によるムダ削減が不可欠なのは論を待たないし、それを説く議員自らが率先して身を削る姿勢を示さなければならないことは言うまでもない。

 野田首相が、決意を込めて消費増税を口にすること自体は否定しないし、政治家として信念を持って国民の耳に痛いことを毅然と語ろうとする姿は、ある面立派だと思う。

 しかし、その前にやはり何かがおかしいと思われてならない。
それはやはり2年半前の総選挙であり、その時の民主党の主張である。

 あの時、民主党はマニフェストでなんと言っていたのだろうか。
 国民との契約とまで言ったマニフェストで、ムダ削減をすれば消費税アップなど全く必要ないといっていたはずだし、そこには消費税増税など一言も触れられていない。

 今、ネット上に、かつての総選挙の際の某民主党候補による街頭演説の映像が流れている。
 そこでは、このように語られている。

  (以下、引用)

 マニフェスト、イギリスで始まりました。
 ルールがあるんです。
 書いてあることは命懸けで実行する。
 書いてないことはやらないんです。
 それがルールです。
 
 書いてないことを平気でやる。
 これっておかしいと思いませんか。
 書いてあったことは四年間何にもやらないで、
 書いてないことは平気でやる。
 それはマニフェストを語る資格がないと、
 いうふうにぜひみなさん思っていただきたいと思います。

 その一丁目一番地、税金の無駄遣いは許さないということです。
 天下りを許さない、渡りは許さない。
 それを、徹底していきたいと思います。

 消費税1%分は、二兆五千億円です。
 十二兆六千億円ということは、消費税5%ということです。
 消費税5%分のみなさんの税金に、天下り法人がぶら下がってる。
 シロアリがたかってるんです。
 それなのに、シロアリ退治しないで、今度は消費税引き上げるんですか?
 消費税の税収が二十兆円になるなら、またシロアリがたかるかもしれません。
 鳩山さんが四年間消費税を引き上げないといったのは、そこなんです。
 シロアリを退治して、天下り法人をなくして、天下りをなくす。
 そこから始めなければ、消費税を引き上げる話はおかしいんです。
 徹底して税金の無駄遣いをなくしていく。
 それが民主党の考え方です。

  (以上、引用終わり)

 敢えてその候補者の名前は出さない。しかし、ここまで堂々と語っておいて、その同じ民主党議員が、何の臆面もなく2年半後に今度は消費税増税の必要性を語るとすれば、あの政権交代選挙とはいったい何だったのだろう。

 当時の小気味いいまでの主張と現状のあまりの対比は、まるでかつての「鳩山」対「鳩山」の映像のようですらある。

 時代背景や諸々の環境変化によって、時の政策が変わることはあろう。しかし、あの時に大言壮語したマニフェストの総括もしないで、その反省の弁も語らず、今度は一転して消費税増税にひた走り、与野党協議に乗らない野党は国家に対する罪だとばかりに言わんとする姿勢とは、いったい何なのだろう。

 消費税を含む「社会保障と税の一体改革」の議論は、与野党の別なく必要である。
どの党が政権を取ろうが、それは待ったなしの課題であるし、消費税をいたずらに政争の具にしてはならない。

 しかし、それだからこそ消費税の論議に入る前に、民主党の皆さんには、あの政権交代選挙の際の、あまりに国民を欺いたマニフェストや個々の主張、時のの政権批判について、先ずは明確にその非を認めることから出発してほしい。
 そうでなければ、この先、政治家や候補者の語る言葉にもはや何の価値も担保無く、国民は何を信じればいいかまったくわからない。

 あの理不尽なまでの政権交代の嵐の中で政権の座についた民主党だ。
 政権交代以降、鳩山・菅の両首相時代、バラマキ体質の強い民主党政権下で日本の財政は急速に悪化したし、国際的信用もずいぶん低下させてしまった。誤った稚拙な「政治主導」で国政を著しく混乱させたことも忘れられない。

 首相が野田氏に代わったとは言え、同じ民主党政権であるだけに、これからどうしたいと語る前に、これまでの民主党の政権運営がどうだったのかを、民主党自身にぜひ総括してもらいたいし、国民の皆様にも、政権交代選挙以降これまでの民主党政権の2年半のあり様を先ずしっかりと見極めていただきたい。
 その一定のけじめをつけた段階で、初めてそれから先、ようやく次の議論のスタートラインに立てるのではないかと私は思う。

 こうした作業を経ず、民主党政権の過去2年半の何の検証もないままに、なし崩し的に消費税議論に紛れ込むことは、これは国民の政治に対する不信感を高めることこそあれ、消費税論議の際に最も必要な国民の理解にはつながらないと思われてならない。

 先ずは民主党の、先の総選挙時のマニフェスト(政権公約)と、これまでの2年半の政権運営の検証が必要である。 


| 国会 |
与野党協議 2012.1.6 (金) 鈴木じゅんじ
 民主党・野田政権は、野党側に対して、消費税を含む税と社会保障の一体改革の与野党協議を申し入れている。
 これに対して野党側は、民主党がしっかりと閣議決定をしない限り、またマニフェストの破綻を全面的に認めて国民に謝罪しない限り協議には応じられないとして、現段階では慎重な構えをみせている。

 こうした野党の姿勢について、世論やマスコミは、党利党略を離れて野党は協議に応じるべきだという論調が強い。

 マニフェストがことごとく破綻した上に、今度はマニフェストに一言も謳っていない消費税増税を提起するわけだから、本来ならばその段階で何らかのけじめがあってしかるべきだし、あれだけ金科玉条のごとく振りかざしたマニフェストの破綻が明白になった以上、その時点で政権を返上するのが筋だと私は思う。

 しかし、いかに欺瞞に満ちたマニフェストで政権を詐取した民主党とは言え、彼等が提起してきた消費税増税を含む税と社会保障一体改革の議論そのものについて、野党がさまざまな理由をつけてこれを避けたり先送りしようとするのは決して誉められたことではない。

 自民党は、先の参議院議員選挙の際の公約に消費税10%を打ち出し、少子高齢化の進行とともに年々膨大になっていく社会保障費用の財源として、消費税を充てることは止むを得ないとしているし、形の上では野田首相の言う消費税増税論議を拒むことは矛盾する。

 民主党の、あまりに無責任で大風呂敷な政権公約の批判は批判として、それとは別に、消費税を含む税と社会保障改革については、野党としてもそこで堂々と議論を重ねるべきだと私は思う。

 しかし、その前にぜひ指摘しておきたいことがある。

 それは、これまで民主党が野党であった時に、時の政権党であった自民党・公明党側が、幾度となく当時の野党・民主党に年金問題を含む与野党協議を申し入れても、民主党は一度も応じたことがなかったという厳然たる事実である。

 国政がいかに混乱しようとも、委細構わず、常にこれらを政局に利用しようとして与野党協議を拒み続けてきた(形の上の合意はあっても、ついに一度も履行されたことはなかった)民主党が、与野党の立場を代えた途端に、今度は協議に応じない野党が悪いと言い張るのは、いささか身勝手すぎはしないだろうか。

 その他でも、道路特定財源の暫定税率の問題の際にも意図的に審議を遅らせて年度をまたがせ、一度は新年度当初に暫定税率分を失効させて現場に大混乱をもたらしたり、あるいは、経済の大変な時期にもかかわらず日銀総裁人事の提案を、政局のためにことごとく拒否し続けてきたことも忘れがたい。

 政権交代が起こる前の数年間、時の政権党側にあって、対する野党・民主党の、国政の停滞・民生の混乱すらいとわぬ、あまりに傍若無人な振る舞い・妨害行為を目の当たりにしてきただけに、私は民主党政権の身勝手さが腹立たしいし、それらの経緯をいとも簡単に忘れ去って、きれいごとに終始するメディアは残念である。

 しかしながら、その上で敢えて言う。

 野党となった自民党は、かつての野党時代の民主党と同じような手法に走ってはならない。

 腹立たしさはグッと胎に収めながら、あるべき社会保障制度と、それを可能にする税体系を打ち立てるために、ここは堂々と議論するべきである。
 


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箱根駅伝 東洋大学完全優勝 2012.1.3 (火) 鈴木じゅんじ
 正月恒例、伝統の箱根駅伝は東洋大学の完全優勝で終わった。

 事前の予想では、東洋大・早稲田大・駒沢大の3校の競り合いかと思われていたが、終わってみれば往路・復路とも新記録で制し、しかも昨年の大会で早稲田がマークした大会記録を、一気に8分15秒も縮めるという、東洋大学の圧倒的な勝利であった。

 東洋大4年の柏原という、5区山登りの絶対的エースを擁する東洋大に対して、5区の中継所で最低でも4分ほど先行してさえいれば、何とか競り合いに持ち込めるのではないかと想定していた各校だが、どうしてどうして。
 4区を終わった時点でトップに立った東洋大は、その後も各区のランナーは一度もトップの座を明け渡すことなくゴールまでひた走ったし、しかもそのほとんどが区間賞やそれに準じる走りを見せ(なんと6人が区間賞)、一度も守りに入ることなく攻め続けたのだから、今回の東洋大の勝利はまさしく絶賛に値する。

 昨年の大会では早稲田に、史上最小のわずか21秒差で破れ、2位に甘んじた東洋大。今回の結果は、その時の悔しさをバネに一年間精進を続けた結果だと監督も各選手も一様に語るが、それにしても見事な完全勝利であった。

 山の神とも称される5区・山登りのスペシャリスト・柏原選手をはじめ、東洋大の各ランナーには、実は高校時代に目だった成績を上げた選手はいない。あの柏原ですら、高校時代には全国大会への出場経験が無いのだという。

 それが、高校時代の有力選手を集めた他校に圧勝するのだから、勝負の世界はわからない。数年前までは、シード権争いを繰り返していた東洋大が、ここ数年で一気に強豪校のトップに躍り出たし、今後もしばらくはその勢いは止まらないと思われる。

 「銅は金に勝てないと思っていたが、銅は磨けば、くすんだ金に勝てることを東洋大に教わった」。・・・・試合後に早大の渡辺監督はいみじくもこう語ったとされるが、地道な努力を愚直に繰り返す中で、結果的に箱根駅伝の記録に燦然と輝く記録を打ち立てた東洋大の選手達に学ぶことは多い。

 昨年の僅差での敗戦をモチベーションに精進した東洋大だが、この瞬間から、各校とも早くも来年に向けての戦いが始まっている。

 来年もまた、箱根でさまざまなドラマが見られることを期待しつつ、参加各校各選手の皆さんにご苦労様と伝えたい。

 東洋大のみなさん、完全優勝おめでとう。
そして、出場された各校各選手の皆さん、本当にお疲れさまでした。
 


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